Chika Okimura, Yuichi Sakumura, Katsuya Shimabukuro, and *Yoshiaki Iwadate,
Sensing of substratum rigidity and directional migration by fast-crawling cells,
Physical Review E 97, 052401 (2018).
概要: 遊走細胞は一般的に誘引物質に匂いにつられてその濃度勾配に沿って前後極性を形成し運動方向を決めることが知られている。しかしそれら遊走細胞は誘引物質が存在しない空間でも運動している。これは細胞が化学的なシグナルを伴わずとも前後極性を形成できることを意味する。本論文では、細胞性粘菌や好中球様HL-60細胞が基質の柔らかさを感知して、その柔らかい方向に運動することを示した。 【岩楯好昭:研究の総括、原稿の執筆、作村諭一:実験データ解析、原稿の執筆】