*Satoshi Yui, Kazuya Fujimoto, Makoto Tsubota ,
Logarithmic velocity profile of quantum turbulence of superfluid 4He,
Physical Review B 92, 224513/1-5 (2015).
概要: 古典乱流の最も重要な統計則と言えば、バルクのコルモゴロフの-5/3則と、乱流境界層の対数型速度分布である。コルモゴロフ則は量子乱流でも示されたが、後者は研究されたことがなかった。ここでは、量子乱流境界層を、量子渦糸モデルにより数値的に調べ、初めて、対数型速度分布を得た。また、それが、量子渦の管中央部から壁への移動に伴う運動量輸送に基づくことを示した。