研究項目

公募研究 A01(2014-2015) 基礎班

移動する原子供給源による特異なステップパターン

研究代表者

佐藤 正英  SATO, Masahide

金沢大学 総合メディア基盤センター 教授
URL : http://www.imc.kanazawa-u.ac.jp/info/research/literacy/Msato

研究概要

平坦な結晶表面にも,原子レベルでみればステップと呼ばれる段差があります。段差が一方向を向いて階段のようになっている面を微斜面と呼びます。最近,シリコンにガリウムを入射した際に,テラスの幅よりも十分に狭い幅でステップが櫛の歯のようなパターンを見せることが実験で観察されています。このパターンは良く調べられていたステップが束状に集まるバンチングやテラス幅と同程度以上で曲がる蛇行パターンとは異なります。これはステップが前進する際に必要な原子の供給源が,ステップの近傍に存在するためと考えられています。私の研究では,簡単化したモデルを用いて,櫛の歯状のパターンの形成についてシミュレーションにより調べます。特に,ステップが櫛の歯を形成する際に起きる粗大化がいつどのように止まり,その波長はどのように止まるのかに着目して研究します。

連携研究者

上羽 牧夫 UWAHA, Makio
名古屋大学 大学院理学研究科 教授
三浦 均 MIURA, Hitoshi
名古屋市立大学 大学院システム自然科学研究科 准教授
新学術領域研究「ゆらぎと構造の協奏:非平衡系における普遍法則の確立」