研究項目
公募研究 A04(2014-2015) 融合班
電荷揺らぎ分光イメージング法の創出:固体中揺らぎ空間分布構造の探求 |
|
研究代表者河野 行雄 KAWANO, Yukio 東京工業大学 量子ナノエレクトロニクス研究センター 准教授
|
|
研究概要物質中で発生する電荷の揺らぎは、固体素子において通常ノイズとして邪魔者扱いされるが、物質の秩序形成や相変化の根幹を担うことがしばしばある。本研究では、単電子トランジスタや量子ポイントコンタクト素子が持つ超高感度性とカンチレバーの高空間分解能を同時に利用した、新しい電荷揺らぎ観察システムを創出する。この計測システムにより、電荷揺らぎの実空間分布ならびに周波数分散(分光)双方の情報を直接的に可視化する。この"揺らぎ分光イメージング"により固体素子における電荷揺らぎを探求することで、揺らぎに伴う特徴的な電荷分布形成・ダイナミクスやその発現の背後にある微視的メカニズムを解明する。 |
|